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『囲碁フェスタ』GWに開催!知る人ぞ知る棋士の指導により「30分で打てようになる」【金沢イベント】

『囲碁フェスタ2023』が5月3日(水・祝)に石川県金沢市で開催されます。知る人ぞ知る、19歳でプロになった女流棋士や「囲碁サロンシトラス」の元席亭で囲碁インストラクターのあの方も参加するというから楽しみです。

孫と囲碁(画像は『photoAC』より)

『囲碁フェスタ2023』の概要

囲碁フェスタは子ども対象の文化創造普及事業として行われ「囲碁の歴史を学ぶ」がテーマとなっています。

今回は下島陽平八段(長野県出身)をはじめ寺田柊汰二段(石川県出身)、櫻本絢子初段(福井県出身)や囲碁インストラクター・長尾華奈、宮岸黎明、鈴木紀之(アマ6段)が参加します。

囲碁を覚える子ども(画像は『photoAC』より)

「囲碁の歴史!いろいろクイズ」では日本棋院中部総本部所属の下島陽平八段が講師となり楽しく進行してくれそう。

また事前にチラシで「碁を知らない人でも、30分で打てるようになるよ!」と謳っているように、棋士たちが指導者となって囲碁を教えてくれる企画も盛りだくさん。

指導料は高校生以下(無料)で大人は対プロ(1000円)、対アマ(500円)となっています。ほかにも「フリー対局」(A・B・Cクラス)では1勝ごとに賞品がもらえるとか。

なお会費は高校生以下:1000円、大人:2000円ですが「初心者コーナー」は会費無料で碁の打ち方を教えてもらえるようです。

囲碁を教わる子ども(画像は『photoAC』より)

櫻本絢子とは

日本棋院中部総本部院生時代に19歳だった櫻本絢子さんは2022年4月からプロ棋士になることが確定して「19歳の囲碁女子がプロに」と注目を集めました。

小川誠子七段(2019年11月逝去、享年68)を師と仰ぐ櫻本絢子さん。当時の会見では師の棋風を思い出して「わたしも先生のように美しい碁を打ちたい」と話していました。「AIに頼ることなく自分らしい手を考えたい」とも意気込みを語っていました。

長尾華奈とは

女流アマの強豪として知られる長尾華奈さん。2018年ごろには石川県津幡町にある囲碁サロンシトラスを席亭として営んでいたようです。シトラスは2023年4月にリニューアルオープンしており、それを機に新席亭となったのが“みやれー”こと宮岸黎明さんです。

長尾華奈さん(旧姓押田)は名古屋大学助教授で数学者の長尾健太郎さんと囲碁が縁で2009年に結婚しました。健太郎さんは小学校6年生のとき「算数オリンピック」に入賞すると、中高と「国際数学オリンピック」に4年連続出場して銀メダル・金メダルに輝きました。華奈さんは石川県立金沢泉丘高校時代から全国高校囲碁選手権大会で実績を積んでおり、健太郎さんも囲碁が趣味だったことから知り合ったようです。しかし健太郎さんは2013年10月にがんのため31歳の若さで亡くなりました。華奈さんは33歳で息子の想太くんは3歳頃のことです。

息子の想太くんも囲碁を覚え、今年3月には『花まる学習会杯第26回ジュニア本因坊戦』で「長尾想太 VS 平野颯斗」の対戦が行われた結果、「長尾想太さんが初優勝」と話題になりました。

今回はそんな女流棋士の櫻本絢子初段と囲碁インストラクターの長尾華奈さんがどのように指導してくれるか期待されます。

囲碁フェスタの歴史

囲碁の対局風景(画像は『photoAC』より)

昨年の囲碁フェスタは5月1日に金沢市ものづくり会館で開催され、寺田柊汰二段や長尾華奈さんも参加していました。囲碁フェスタは日本棋院支部石川県連合会主催によるイベントですが、2016年5月にはしいのき迎賓館前の広場で「あおぞら囲碁フェスタ」が開催されています。当時の参加者によるブログによるとそれ以前から「あおぞら囲碁フェスタ」のようなイベントは行われていたらしく、歴史は長いのかも知れません。

イベント情報

イベント名  囲碁フェスタ
開催日時  2023年5月3日(水・祝)午前10時~午後3時30分)
会場   金沢港クルーズターミナル2階・セミナールーム
所在地  石川県金沢市無量寺町リ65 金沢港クルーズターミナル
電話番号 076-225-7030
関連情報 『寺田柊汰』Twitter
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