2022年夏、東京都に登場して話題になった脳波買取センター『BWTC』が、今年は6月17日から石川県金沢市で初となる巡回をスタートします。「脳波買取って大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、昨年の東京会場では好意的な声が多数聞かれました。ちなみに今回の金沢会場では強化買取期間だけ買取価格が10倍になるらしいですよ。
『BWTC』HPトップ画像(画像は『BWTC』公式サイトより)
脳波買取の真相
クリエイター集団・Konel(コネル)が昨年6月に発足した「BWTC」は市民から脳波を買い取り、そのデータを用いて適正に収益化をはかることを目的としたプロジェクトです。
「目には見えないさまざまなデータが無意識に取引される」現状を鑑みて、情報の価値を見つめ直すため新しい取引の形を模索しているそうです。
今やインターネット、スマホ、チャットGPTなどを使用していると、意識しないうちに自分のデータを集められていますよね。
それに比べれば「脳波を買取ります」と明言して堂々と取引を行い、独自のプログラムによって脳波絵画を生成してそれを販売するというのだから、なんか納得します。
「BWTC」による脳波データの取引イメージ(画像は『BWTC』公式サイトより)
脳波買取センター経験者の声
昨年は「BWTC Trade Week」を東京都千代田区外神田にある文化芸術施設「アーツ千代田 3331」にて7月30日(土)〜8月7日(日)まで開催しました。
当時の来場者からはツイートでさまざまな感想が飛び交っていました。脳波を買取ってもらい「自販機で自分の脳波データをリアルゴールドに還元した」という人や家族で買取ってもらい「もしかしたら最年少?かもしれない我が子の脳波も売りに出されております…」という声も。
脳波絵画の一例(画像は『BWTC』公式サイトより)
主催者の一人は「脳波買取展示に来てくれた知人が脳波で稼いだ1000円で展示内にある作品の一部である自販機でコーラ奢ってくれた」というレアな経験をしたそうです。
昨年の「BWTC Trade Week」では100秒=1,000円、最大100万円までを目標にしており「1000人=100万円分の脳波買取」を達成したとか。
今回の金沢市会場では6月17日・18日を強化買取期間として100秒間=1,000円で買取って、それ以外は通常買取として100秒間=100円になるそうです。
ちなみにクリエイター集団・Konelは東京・金沢・ベルリン・ベトナムの拠点を中心にグローバルな活動を行っています。それでBWTC初の西日本展開は金沢から・・・?
イベント情報
イベント名 | BWTC 初の巡回展 |
開催期間 | 2023年6月17日(土)〜6月25日(日) 11:00 ー 18:00 |
会場 | オルタナティブスペースFOC |
住所 | 石川県金沢市兼六元町11-3 2F |
HP | https://www.bwtc.jp/ |