全盲のバイオリニスト穴澤雄介がソロライブで“ラジオの裏話”「ちょっとやっかいなメディアで…」【金沢話題】

全盲のバイオリニスト穴澤雄介さんが昨年11月に続き、4月3日に再び石川県金沢市にある小さなライブハウスでソロライブを行いました。軽快なバイオリンの演奏とトークで楽しませてくれ、ご自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の裏話を披露して笑いを誘っていました。

ソロライブでで演奏する穴澤雄介（画像は『takky@LiveHouse Tsudoh Kanazawa』Twitterより）

バイオリニスト穴澤雄介と羽生結弦

全盲のバイオリニスト穴澤雄介さんと聞いてピンとこない方もいるとは思いますが、2022年に東京・北京オリンピック・パラリンピックのNHKユニバーサル放送で“スポーツ好き障がい者”としてコメンテーターを務めて注目されました。

しかもNHK『北京オリンピック みんなでハイライト』で羽生結弦選手がフリープログラムで用いた大河ドラマ『天と地と』のオープニングテーマ曲について音楽の観点から深い解説を行ったことは今でも語り草です。

ラジオ番組のパーソナリティー・穴澤雄介

実は穴澤雄介さん。NHKラジオ第2『視覚障害ナビ・ラジオ』で毎月第一日曜日に放送される「リンク・スクエア」のパーソナリティーを義眼のパーカッショニスト富田安紀子さんとともに務めていて、リスナーの相談に応えたりしています。

その穴澤さんが4月3日に金沢市にあるライブハウス・Tsudohで『穴澤雄介スプリングライブ in 金沢』を開催した際にMCで「ラジオというのはちょっとやっかいなメディアで…」とテレビ番組と違って聴取率が明確に分からないというラジオならではの事情をぶっちゃけたのです。

テレビの場合は視聴率が上がったの下がったの取り沙汰されますが、穴澤さんがいうにはラジオは数値化がなくて「リスナーからのお便りが人気のバロメーター」になるらしいのです。裏話を明かした穴澤さんは「だいたい何が言いたいかそろそろ見えてきたと思いますが」とアピールしていました（笑）。

ライブハウス・Tsudohの情報