金沢で外せない観光名所ってどこ?って聞かれたら、けっこうな確率で兼六園が出てくると思う。
日本三大庭園のひとつだし、国指定特別名勝だし、まあ定番といえば定番なんだけど。
今日はそんな「兼六園」の話。
六つの景観を兼ね備えてるから「兼六園」
昔からずっと兼六町にあるから「兼六園」だと思ってたんだよね。金沢にあるから「金沢城」みたいな感じ。でも、どうやら違ったみたい。
由来を調べたら、”庭園に必要といわれる、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望、の異なる景観を備えている”ってことで「兼六園」なんだってさ。
それぞれの意味は以下の通り。
- 宏大(こうだい)・・広々としている
- 幽邃(ゆうすい)・・奥ゆかしく静かである
- 人力(じんりょく)・・人の手が加わっている
- 蒼古(そうこ)・・古びた趣きがある
- 水泉(すいせん)・・水辺がある
- 眺望(ちょうぼう)・・見晴らしがよい
確かに、園内には全部備わってる気がする。
”日本最古”が2つある
「兼六園」の中には”日本最古”と言われているものが2つあるんだよね。
ひとつめは1880年(明治13年)に、日本庭園のエリアに建てられた日本武尊像。建立から140年以上たってて、人物の銅像としては日本最古と言われてる。上野の西郷さんの銅像よりも古いそう。
ふたつめは、霞ヶ池から傾斜地を下ったところにある噴水。
藩政期の末期に、霞ヶ池の水を金沢城に噴出させる計画がたち、本当に噴き出るのか確認するため、試作品として作られたそう。結局、計画は頓挫して。この噴水だけが残ったんだって。
四季折々の景色にライトアップが良く映える
兼六園と金沢城では、「金沢城・兼六園四季物語」という名称で、季節ごとにライトアップのイベントをやってる。四季折々のキレイな景色にライトアップがよく映える。
春のサクラ、夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪吊り・・美しい日本画を見てるみたいなんだよね。
名称 | 文化財指定庭園 特別名勝 兼六園 |
所在地 | 金沢市兼六町1 |
開園時間 | 7:00~18:00(3月1日~10月15日) 8:00~17:00(10月16日~2月末日) |
定休日 | 無休 |
料金 | 大人:320円 6歳以上18歳未満:100円 65歳以上:無料(公的機関の証明書が必要) 障がい者:無料(身体障害者手帳、精神障害保健福祉手帳、療育手帳の提示が必要) ※介護者1名免除 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 石川県金沢城・兼六園管理事務所(076-234-3800) |