金沢のひなまつり「ひな人形は４月３日まで飾る」理由はあの戦国武将？【金沢話題】

3月3日「桃の節句」から早1か月が過ぎようとしていますが、石川県ではまだひな人形を飾っているところが少なくありません。一般的には「雛人形を早く片付けなければならない」といわれますが、金沢のひなまつりには当てはまらないようです。いったいその理由とは・・・。

前田利家に由来説

金沢でもひな祭りは3月3日に行われるのですが、ひな人形は片付けることなくそのまま4月3日まで飾るお家やお店が多いようです。

金沢市の祭りといえば「金沢百万石まつり」が全国的に有名ですね。毎年6月に開催される前から「今回は利家とまつ役は誰なのかな？」という話題で盛り上がります。

その加賀藩祖の前田利家の命日が３月３日ということから、その日に「ひな祭り」を祝うのはいかがなものかと旧暦に合わせて4月3日までひな人形を飾るようになったというのが通説です。

雛人形は早く片付けないと婚期が遅くなる？

3月3日のひな祭りに絡めてよく聞くのが「お雛様は早く片付けないとお嫁に行くのが遅くなりるわよ」という言葉。

主に母親が娘に言い聞かせるパターンでした。

そもそもひな祭りというイベントに飾るものなので、けじめをつけるようにしつけのため「お嫁に行き遅れる」と理由をつけて片付けさせたという説が有力です。

ほかにも諸説あるようですが、最近はどうなのかな？小学生高学年ぐらいになると「女性蔑視」とか反論されそう。

金沢ひな人形のインスタ映えスポット

大正浪漫喫茶・金魚庵では大正時代のひな人形を4月3日まで飾るらしいですよ。記念写真にいかが。

金魚庵の情報