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金沢能楽美術館「後藤祐自・能面の宴」に向け4.11より10日間の展示替え休館【金沢イベント】

金沢能楽美術館が 4/11(火)~4/21(金)まで展示替え休館に入ることを告知しました。およそ10日間にわたる休館日から明けると金沢能楽美術館2023年度企画展が開催されるそうです。

金沢能楽美術館の展示コーナー(画像は『金沢能楽美術館』Facebookより)

金沢と能楽の縁

文化の日は金沢市民無料観覧も(画像は『金沢能楽美術館』Facebookより)

戦国時代に武将、前田利家が一代で築き上げた加賀百万石の前田家。『金沢能楽美術館』HPによるとその利家を藩祖とする加賀藩前田家が金沢の能楽を武家の式楽(儀式に用いられる音楽や舞踊)として庶民にも広めたことから加賀宝生として独自の発展を遂げ、このまちは「空から謡が降ってくる」といわれるまでになったそうです。

金沢能楽美術館はどんなところ?

貴重な歴史的美術品の展示はもちろんのこと、映像や模型で能楽や能舞台を解説。さらに能楽や能楽器を体験できるコーナーもあります(コロナ禍で一時休止中)。

加賀宝生子ども塾や金沢素囃子子ども塾の活動拠点でもあり、子どもたちに能楽の魅力を伝えることも大切な役割です。昨年8月には『かなざわまち博2022』のイベントで「親子でつくろう!お面づくり」を開催しました。

手作りのお面をつける子どもたち(画像は『金沢能楽美術館』Facebookより)

金沢出身の漫画家ともコラボ

『幻妖能楽集』と能楽カード(画像は『金沢能楽美術館』Facebookより)

『雨柳堂夢咄』(うりゅうどうゆめばなし)や『ふるぎぬや紋様帳』、『あらあらかしこ』などで知られる石川県金沢市出身の漫画家・波津彬子(はつ あきこ)さんが能の世界を描いた『幻妖能楽集』(2021年11月)に出版。金沢能楽美術館では昨年7月、それにともなって能楽をテーマにしたイラストカードを発売しました。

能面師・後藤祐自と後藤尚志

4月21日まで展示替え休館することを告知した金沢能楽美術館。

展示替え休館のお知らせ(画像は『金沢能楽美術館』Facebookより)

それに続けて令和5年4月22日(土)より、金沢能楽美術館2023年度企画展【面に酔う−後藤祐自・能面の宴−】を開催すると公表しているのです。

後藤祐自さんといえば小学生時代を京都で過ごし、日本画家に憧れて金沢美術工芸大に入ったことがきっかけとなり卒業後に能面づくりの道に進みました。

今や日本屈指の能面師となった後藤祐自さんは石川県金沢市で能面の研究と制作を行い「能面祐門会」の代表として活動しているだけに、4月22日からはじまる「後藤祐自・能面の宴」がどのようなものになるか期待が高まります。

なお後藤祐自さんの息子である後藤尚志さんも能面師として腕を磨き、1月16日放送の『石川 いいね!File36 能面師・後藤尚志』(石川テレビ)で作品を披露していました。

金沢能楽美術館の情報

施設名 金沢能楽美術館
所在地 金沢市広坂1丁目2番25号
電話番号 076-220-2790
HP  https://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp/
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