何がすごいかというと、当時の贅を尽くした建築や庭園、意匠を凝らした調度品の数々です。
死ぬまでに一度は訪れてみたい鉄板の観光スポットをちょっと覗いてみましょう。
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金沢観光名所「成巽閣」の見どころ1・茶室と庭園
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自然美と人工美が一体になった「成巽閣」の茶室と庭園。
漆喰打された広い土縁には自然石が配置され、清らかな水の流れが園内を巡ります。
茶室から障子を開けると、花鳥や彩色にあふれた国指定名勝「飛鶴庭」の石組みや、苔むした六地蔵の手水鉢などを望めます。
国の重要文化財となっており、飛び石や延段が敷かれる庭は、四季折々いつ訪れても美しい。障子越しに眺めてよし、庭に下り立って風や水の流れを眺めるのもよし、360度の圧巻の風景を楽しめます。
金沢観光名所「成巽閣」の見どころ2・斬新な舶来顔料を贅沢に用いた青と赤の部屋
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「成巽閣」の中でも絶対はずせないのがここ。
ひと際目を引く鮮やかな青と赤の部屋「群青の間」です。
当時は贅沢な高級品とされていた舶来の顔料、ウルトラマリンブルーをふんだんに用いた斬新なコントラストが見事ですね。
床柱は杉の丸太を彫り込み、木目を繊細に意匠化したり、ギヤマンなどの飾りを用いるなど細かな部分まで作り込まれています。
群青の間と、それに続く書見の間は、階上において最も重要な場所だったそうです。当時、この場所に通された客人は、この華麗な空間に目を見張ったことでしょう。
現代の私たちが訪れても、その雅な空間には目を見張ります。
「成巽閣」の情報
店舗名 | 成巽閣 |
住所 | 金沢市兼六町1番2号 |
アクセス | JR金沢駅東口バスターミナルより北陸鉄道バス ・7番乗り場から”兼六シャトル”で約15分。「県立美術館・成巽閣」下車、徒歩1分。 |
電話番号 | 076-221-0580 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
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